淡路 由良成山城


お城のデータ
所在地 兵庫県洲本市由良町由良成ヶ島
遺 構 なし。
形 式 丘城(海賊城) 築城者: 池田忠雄 築城年代: 慶長18年


見 ど こ ろ
 大阪湾・紀伊水道の入口にある港町由良。天然の良港、由良港。その姿は今も昔も変わらない。渡し船で成ヶ島に行けるが、目と鼻の先まで来ていながら、由良城は今は遺構は消滅してしまっているとのことなので、あえて島には行かなかった。

 何も遺構が残っていない城跡へ行くよりは、由良港と由良の町の前に横たわる成ヶ島の北端成山、由良港南の小高い山(生石公園)から見る光景は、思わず息を呑むくらいのは絶品だ。

 尚、生石公園には幕末から太平洋戦争終戦まであった陸軍の要塞跡も一見の価値がある。この辺りは、安宅氏築城の安宅古城の出丸であった所と云われている。


歴     史
 慶長18年、姫路城主池田輝政の三男忠雄が淡路6万石を与えられ、由良湊に浮かぶ成ヶ島の成山に築城した。

 元和元年、忠雄は兄忠継の死去に伴い備前岡山城主として移封する。池田氏移封後、淡路一国は大坂の陣で戦功のあった阿波徳島城主蜂須賀至鎮に加増された。

 蜂須賀氏は、岩田・笹田氏を城番としていたが、由良城代として筆頭家老稲田示稙が入ると洲本城へ本拠を移し、由良城は廃城となった。この洲本移転は、城下町ごとの大移転で「由良引け」と呼ばれている。


お城へのアクセス
鉄 道: 洲本高速バスセンター〜バス/由良
 車 : 神戸淡路鳴門道洲本IC〜国道28号線〜県道76号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
渡し船で成島に渡って行くお城。

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