下野 羽生田城


お城のデータ
所在地 栃木県下都賀郡壬生町羽生田
遺 構 曲輪、土塁、横堀
形 式 平城 築城者: 壬生綱重 築城年代: 文亀年間


見 ど こ ろ
 羽生田城は、黒川左岸河岸段丘の先端部を利用して築かれている。羽生田城は、壬生氏本貫地の壬生城と居城鹿沼城との中間点に位置し、両城を結ぶ壬生氏の重要拠点と守る支城であった。

城の縄張りは、台地先端部に主郭を配置し、梯郭式に二の曲輪・三の曲輪・外曲輪が北に向けて配置されている。主郭と二の曲輪が羽生田小学校の敷地となっていて城の遺構は消滅しているが、三の曲輪西側部分が林の中に深い空堀と土塁の遺構が残っている。また、観喜院境内の北側には外堀の一部が残っていた。


歴     史
 羽生城は、文亀年間に壬生綱重によって築かれたと伝えられている。天正12年頃から北条氏に与した壬生氏に対して、宇都宮・佐竹・結城氏ら反北条勢力との抗争が激化し、天正13年には佐竹勢が壬生・羽生田・鹿沼城を落城している。天正18年の豊臣秀吉の小田原征伐に際して壬生義雄は小田原城へ籠城したが病没して壬生氏は廃絶、羽生田城も廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 東武鉄道日光線東武金崎駅〜タクシー約10分
 車 : 北関東道都賀IC〜県道3号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
壬生氏の本貫地と居城とを結ぶ繋ぎの城。

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