下野 鹿沼城


お城のデータ
所在地 栃木県鹿沼市今宮町根小屋
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 平山城 築城者: 壬生綱房 築城年代: 天文元年


見 ど こ ろ
 鹿沼城は、鹿沼市役所西側に隣接する丘陵に築かれ、現在は御殿山公園となっている一帯が城跡だが、公園化により野球場などの施設が建てられ、城の遺構は殆ど残っていない。ただ、球場南側に僅かに土塁と空堀の遺構が残っていた。

 城の縄張りは、主郭(野球場)を中心に輪郭式に二の曲輪・三の曲輪が配置され、西側に空堀を隔てて大夫殿曲輪、東側に左京殿曲輪などの諸曲輪があり、現状からは想像できない大規模な城であったようだ。


歴     史
 鹿沼城は、天文元年に壬生綱房によって築かれた云われている。綱房−綱雄−義雄と3代に渡って壬生氏の居城となるが、北条氏に与した壬生氏と佐竹・結城氏と共に反北条連合組んだ宇都宮氏と抗争を繰り返し、天正13・14年と2度めまで鹿沼城を落城寸前まで攻め込まれている。天正18年の豊臣秀吉の小田原征伐では、北条氏に与した壬生義雄は小田原城に籠城して病没し、鹿沼城は宇都宮氏によって攻められ落城した。


お城へのアクセス
鉄 道: 東武鉄道日光線新鹿沼駅〜徒歩約15分
 車 : 東北道鹿沼IC〜国道121号線
駐車場: 御殿山公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
宇都宮氏と抗争を繰り広げた壬生氏が三代に渡って本拠としたお城。

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