下総 結城城

お城のデータ
所在地： 茨城県結城市結城j字城跡
遺　構： 曲輪、空堀
形　式： 平城 築城者： 結城氏 築城年代： 不明


見　ど　こ　ろ
（ 主郭西側の空堀 ）
　結城城は、蛇行する田川に三方を囲まれた台地を利用して築かれている。現在は、水野氏時代の本丸跡が城趾公園となっているが、その他の曲輪も堀も市街地の中に埋没してしまった。

　結城城は、田川から水を引き入れた堀によって館（主郭）・中城・西館・東館と大きく四つの曲輪があり、主郭の西側から南側にかけて堀の一部と二ヶ所の土橋が残っている。


歴　　　　　史
（ 主郭南側の空堀 ）
（ 主郭南側の土橋 ）
　結城城は、築城年代は定かではいが関東の名族結城氏によって築かれた。結城氏は、小山政光の四男朝光が下総結城郡の地頭になり結城氏を称した。１１代氏朝は、永享１２年に関東公方足利持氏の遺児を盟主として幕府の反抗した結城合戦を起こしている。

　戦国時代なると１５代結城政朝・１６代政勝は、結城氏を戦国大名に成長させた。天正１８年、１７代結城晴朝は豊臣秀吉の小田原征伐に参陣して結城１０万石を安堵された。晴朝は、家康の次男秀康を婿養子に迎え結城１８代とした。

　結城（松平）秀康は、慶長６年に越前福井６７万石へとて転封、隠居していた結城晴朝も越前へと移り、ここに結城氏400年の結城統治が終了した。その後、天領となり城も破却されたが、元禄１６年に水野勝長が18,000石を領して入封して城の再築。以後水野氏が代々続いて明治に至った。　


お城へのアクセス
鉄　道： ＪＲ水戸線結城駅〜/城趾公園入口
　車　： 東北道佐野藤岡ＩＣ〜国道５０号線
駐車場： 城址公園の無料駐車場を利用。


ひとくち ＭＥＭＯ
関東の名門結城氏の本城だったお城。

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