下野 千渡城


お城のデータ
所在地 栃木県鹿沼市千渡
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 平城 築城者: 宇都宮国綱 築城年代: 天正年間


見 ど こ ろ
 千渡城は、武子川左岸にあり独立丘陵千渡山の南麓に築かれ、現在は宝性寺境内となっている。

 千渡城は、約100mの方形居館形式の縄張りだが、かつては南側には二重の堀があったとの伝承もあり、副郭式の縄張りであっとも考えられる。今も寺の境内を囲繞している土塁と堀が良く残る。虎口は東西南北に開かれているが、往時は南に土橋を伴う大手虎口があり、北は搦め手で木橋が架けられていたようだ。


歴     史
 千渡城は、天正年間に宇都宮国綱が壬生氏の本拠鹿沼城に対して築いた支城の一つで、黒川以東に多気城の深津茂呂城などの支城ともにその一翼を担ったと考えられている。

 城主としては、天正4年に宇都宮国綱に従う者として千渡城主宇賀地左京助の名が伝えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR日光線鹿沼駅〜徒歩約45分
 車 : 東北道鹿沼IC〜国道121号線〜県道268号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
寺の境内を囲繞する土塁と堀が往時の姿を今に伝えている・・・。

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