信濃 横尾城


お城のデータ
所在地 長野県上田市真田町長字横尾
遺 構 曲輪、石垣、土塁、堀切、竪堀
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 横尾城は、別名尾引城とも呼ばれ、横尾地区の北側に位置する丘陵尾根の先端部を利用して築かれ、横尾城の南山麓(信綱寺への道路脇)には、横尾城の居館であったとされる内小屋館があり、背後の尾根筋を登ると長尾城がある。

 横尾城の縄張りは、横尾地区に面した南斜面を階段状に帯曲輪が幾段も設けられている。秋葉社の祠がある主郭の北側には三重の堀切あり、背後の尾根筋から遮断し、更に背後の尾根筋の小さなピークにも小曲輪と堀切を設けていた。 


歴     史
 横尾城は、築城年代や築城者については定かでないが、横尾采女正が築いたともされている。真田氏の真田本城とも近く、真田氏によって西方の備えの城として築城も考えられている。

 横尾采女正は、応永7年の大塔合戦には祢津遠光の配下として参陣していることが文献で確認できるが、その後横尾氏の盛衰は定かでない。ただ、戦国時代に村上義清が小県方面へ進出した際、攻め落とされている。


お城へのアクセス
鉄 道: しなの鉄道上田駅〜バス/横尾
 車 : 上信越道上田菅平IC〜国道144号線〜県道35号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
真田氏にとって西方の備えとなっていたお城。

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