肥後 相良頼景館


お城のデータ
所在地 熊本県球磨郡多良木町黒肥地字蓮花寺
遺 構 曲輪、土塁
形 式 居館 築城者: 相良頼景 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
( 蓮 花 寺 跡 )
 相良頼景館は、球磨川右岸に面した蓮花寺地区に築かれていた。球磨川の河川改修工事に伴う発掘調査が行われ、球磨川に面した南側を除く三方に土塁と堀が巡らされていたことが確認され、約80m四方の居館であったようだ。

 堤防沿いに館の標柱があり、この標柱から北がの民家敷地と畑地となっている一帯が居館跡で、民家敷地への立入りは遠慮したが民家の北側まで土塁の痕跡を続いていた。また、居館跡の西側には多良木相良家2代頼氏によって建立された蓮花寺跡があった。


歴     史
 相良頼景館、鎌倉時代に相良頼景によって築かれた。頼景は、遠江相良荘を本貫としていたが、建久4年に源頼朝の挙兵に従わなかったとして肥後球磨郡多良木荘へと下向し命じられた。頼景は後に多良木荘の支配を認められ、次いで頼景の子長頼が元久2年に人吉荘の地頭職を得て下向する。以後相良氏が球磨郡内を明治まで支配することになる。


お城へのアクセス
鉄 道: くまぎり鉄道東多良木駅〜徒歩約10分
 車 : 九州道人吉球磨SIC〜国道219号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
球磨郡に下向して肥後相良氏の祖となった相良頼景の居館。

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