美濃 御嵩城(本陣山城)


お城のデータ
所在地 岐阜県可児郡御嵩町城町
遺 構 曲輪、空堀
形 式 山城 築城者: 斎藤妙春 築城年代: 応仁年間


見 ど こ ろ
 御嵩城には、本陣山城と権現山城とがある。本陣山城が主城で権現山城が出丸もしくは支城であるが、城としては両城合わせて一つの城と見て良いかもしれない。

 本陣山城は、現在城址公園となっているが、公園を拡大しようとしたのか?ものの見事に削り取られ、手元の資料によると本陣山の各所に曲輪や空堀もあるはずだが、一の曲輪と二の曲輪がかろうじて山頂部に残っているだけだ。しかし、城址公園からの見晴らしは素晴らしい。御嵩市街、その背後には遠く金山城がある古城山まで一望できる。


歴     史
 御嵩城は、応仁年間に斎藤妙春によって築かれた。その後、戦国時代には小栗氏が御嵩城を修築して居城とした。

 永禄8年、織田信長が美濃を制圧し、森可成を金山城主7万石に封じた。東美濃の諸将はこれに抵抗するが、小栗教久は真っ先に森氏に従った。

 元亀3年、武田氏が美濃に侵攻して岩村城を占拠し、その先鋒部隊は小原城を落とすと、金山城・御嵩城が織田勢の最前線となった。その後、慶長4年に金山城主森忠政が信濃川中島へ移封され、金山城が廃城となった際に御嵩城も廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 名鉄広見線御嵩駅〜タクシー
 車 : 中央道土岐IC〜国道21号線
駐車場: 城址公園の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
公園建設によって見事に遺構がなくなってしまったお城。

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