羽前 城輪柵


お城のデータ
所在地 山形県酒田市城輪字嘉平田
遺 構 曲輪、楼門
形 式 平城 築城者: 律令政府 築城年代: 平安時代


見 ど こ ろ
( 東門と築地塀 )
 出羽国府の遺構と考えられている城輪柵は、荒瀬川右岸に広がる扇状地に構築されている。昭和6年以降の発掘調査によって全容が明らかになっている。

 城輪柵は、一辺が約720mの築地塀で囲まれた正方形の外郭が確認され、各辺中央部にそれぞれ八脚門が建てられいた。外郭中央部には約115m四方の築地に囲繞された政庁(内郭)が置かれ、築地の中央部には八脚門がそれぞれ建てられ、内部には律令制官衛形式の正殿・後殿・東脇殿・西脇殿があった。現在は史跡公園と整備され、内郭の築地と東門・南門が復元されている。


歴     史
( 南門と築地塀 )
 城輪柵は、平安時代に律令政府(朝廷)によって出羽国府として築かれたと考えられている。

 奈良時代の和銅5年に出羽国が設置され秋田に出羽柵が築かれた。出羽柵は天平宝宇3年に秋田城となったが、俘囚の反乱の相次ぎ宝亀11年に秋田城介が置かれた。この頃、国府は城輪柵に移されたと考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR羽越本線本楯駅〜徒歩約40分
 車 : 日本海東北道酒田みなとIC〜県道59号線
駐車場: 城輪史跡公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
平安時代の出羽国府の遺構と考えられているお城。

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