羽後 秋田城


お城のデータ
所在地 秋田県秋田市寺内大畑
遺 構 内城、外城(築地・土塁・建物跡・住居跡)、復元門
形 式 丘城 築城者: 朝廷 築城年代: 天平5年


見 ど こ ろ
 奈良・平安時代の出羽北部の政庁でもあった秋田城は、現在高清水公園と護国神社境内となっている高清水丘陵に築かれていた。

 政庁であった内城を築地塀と土塁で取り囲んだ外城からなる縄張であった。現在、外城の東門と築地塀・土塁が復元されている。発掘調査の出土品が秋田城跡出土品収蔵庫(護国神社西側)に展示されている。


歴     史
 秋田城は、天平5年に中央政府が東北の対蝦夷対策として築城した。当初、出羽柵と称されたが、天平宝字4年頃に秋田城と改称され、出羽国北部の軍事・政治の中心地となった。

 宝亀年間には蝦夷の反乱相次ぎ、専任の国司(秋田城介)が置かれた。元慶2年、元慶の乱が起き秋田城は焼かれるなど6ヶ月間も戦乱が続いたが、中央から派遣された藤原保則によって平定された。尚、秋田城は、延文元年の文書を最後に廃城となるが、その時期などは定かでない。


お城へのアクセス
鉄 道: JR奥羽本線秋田駅〜バス/護国神社入口
 車 : 秋田道秋田北IC〜県道72号線〜県道56号線
駐車場: 護国神社の参拝者用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
蝦夷に備えた奈良・平安朝廷の出羽北部の政庁。

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