美濃 阿木城


お城のデータ
所在地 岐阜県中津川市阿木
遺 構 曲輪、土塁、横堀、堀切
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 阿木城は、阿木駅の東側に位置する城が峯と呼ばれる丘陵上に築かれている。南に伸びるなだらかな尾根の先端部から登ると堀切状になった虎口へと至る。

 阿木城の縄張りは、城が峯の頂上部を円形に削平した主郭を置き、主郭を囲繞するように帯曲輪と二の曲輪が配されている。この帯曲輪の南から西にかけて土塁があり、更に西側に続く尾根を堀切で遮断している。

 主郭部の東側には、二段の曲輪と登り土塁、その下部にはL字形に横堀と竪堀、そして堀切と複雑に構築された遺構は見応えがあった。


歴     史
 阿木城は、築城年代や築城者については定かではないが、戸田神左衛門・大藤権允・堀田某の名が伝えられている。

 戦国時代の元亀から天正の頃の東美濃は、近隣の岩村城を中心に織田氏と武田氏の攻防が繰り広げられ、天正2年には武田勝頼が東美濃の明知城飯羽間城などの諸城を攻略している。この時阿木城も武田氏に降ったと考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: 明知鉄道阿木駅〜徒歩約10分(登城口)
 車 : 中央道恵那IC〜国道19号線〜県道407号線
駐車場: なし。(登城口前に車3台程度の駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
広い円形の主郭が印象的なお城。

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