因幡 浦富台場



お城のデータ
所在地 鳥取県岩美郡岩美町富浦
遺 構 土塁
形 式 台場 築城者: 鳥取藩 築城年代: 文久3年


見 ど こ ろ
( 台場東側から見る土塁 )
 浦富台場は、浦富海岸の砂浜に面して築かれている。鵜殿大隅陣屋に隣接してもう一つの台場(現在は消滅)が築かれ、二つの台場が浦富海岸を守っていた。

 台場の規模は、東西約92m×南北約40m×高さ4mの両翼開放型の台場で鳥取県内に残る五ヶ所の台場(橋津由良淀江・境・浦富)の中で因幡国に残る唯一の遺構だ。現在、お台場公園として整備されていて台場の土塁が往時の姿を良く残していて、土塁上に立つと扇形に構築されていることがよく分かる。


歴     史
 浦富台場は、文久3年に鳥取藩によって築かれた。幕末に黒船来航以来海辺防備の為、鳥取藩では因幡・伯耆海岸線に11ヶ所の台場に大砲を配備した。浦富台場には4門の大砲が置かれ、家老鵜殿長道の持ち場であった。文久3年頃には農民を組織して庄屋を民兵隊長として郷士に取り立て台場の守備をさせた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線岩美駅〜バス/町営駐車場前
 車 : 鳥取道鳥取IC〜国道29号線〜国道9号線〜国道178号線
駐車場: 浦富海岸の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
因幡国内(鳥取県東部)で唯一残る台場。

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