大和 伴堂城


お城のデータ
所在地 奈良県磯城郡三宅町伴堂
遺 構 環濠
形 式 平城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 用水路となった環濠 )
 伴堂(ともんど)城は、「伴堂平城」とも呼ばれ伴堂環濠集落と一体になった城だ。農村集落が主体であった環濠集落とは異なり、伴堂環濠は半町以下の領主伴堂氏の居館を中心に集落が形成された「居館中心型」に分類されている。

 現在も縦長の伴堂集落を南北に太子道が貫通しており、居館もこの太子道に面して築かれていた。奈良県遺跡地図によれば集落の中央部からやや南側にある融観寺境内を中心とする一帯が伴堂氏の居館「伴堂城」としている。また、集落を囲繞する環濠も用水路となっているが、ほぼ旧態を辿ることができた。


歴     史
 伴堂城は、築城年代や築城者については定かでないが、在郷豪族の伴堂氏の名が「長川流鏑馬日記」至徳元年の条に記載されている。戦国時代になると、永禄5年に箸尾氏が金剛寺城と共に伴堂城を破却している。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄田原本線黒田駅〜徒歩約15分
 車 : 西名阪道郡山IC〜国道24号線〜国道167号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
太子道が城内を貫通している環濠集落と一体になったお城。

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