近江 多喜山城


お城のデータ
所在地 滋賀県栗東市六地蔵
遺 構 曲輪、土塁、石垣
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 多喜山城は、日向山山頂に築かれた小規模な城だ。山頂までは、麓から「ふるさと創世事業」によって造られた721段の石段を登る。山頂まで石段を登るのは、他の山城の登城道と比べて、これがきつい。

 主郭の周囲には土塁が廻り、主郭東側には一段高く方形の土塁に囲まれた曲輪がある。の虎口は東西に2ヶ所あり、それぞれ桝形虎口を形成している。また、西虎口付近には、僅かではあるが石垣が残っていた。この多喜山城の縄張りは、織田氏の城郭によく見られる配置で、佐久間盛政の築城説を信じたい。 


歴     史
 多喜山城は、別名日向(にっこう)山城と云い、築城年代や築城者については定かではないが、これに関して2説がある。一つは、この地は奈良興福寺領であったため、地頭代が城を構えたという「栗東群志」による説。

 もう一つは、元亀元年から天正2年までの間に、この付近で蜂起した金森門徒に備えて、織田の武将佐久間盛政によって築かれたという説、いずれにせよ、多喜山城について詳細な歴史は伝わっていない。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線栗東駅〜バス/六地蔵団地
 車 : 東名高速栗東IC〜県道55号線〜県道12号線
駐車場: 「日向山」麓に無料駐車場あり。(約10台程度)


ひとくち MEMO
721段の石段が山頂まで整備されているお城。

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