丹波 将監城


お城のデータ
所在地 京都府綾部市高津町菅谷
遺 構 曲輪、土塁、堀切、畝状竪堀群
形 式 山城 築城者: 大槻氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 高津八幡宮から高津城のある丘陵と谷を隔てて西側に段山城(隠龍寺裏山)、その南側の丘に将監城が築かれている。

 丘陵山頂部にから馬蹄形に分かれた二つの尾根筋の幾段もの曲輪を配した縄張りだ。北端の曲輪から空堀道を登り、堀切を経て二段の北の主郭群、更に堀切、二重の堀切、登り土塁を経て最高所(尾根の分岐点にある曲輪)へと至る。

 ここまで至る曲輪群の西側斜面を中心に「これでもか!」と思うほど幾条もの畝状竪堀群が掘られ、最高所西側の堀切とそれに連なる畝状竪堀は、それぞれが掘りも深く、見る者を圧倒する迫力のある遺構であった。


歴     史
 将監城は、築城年代は定かではないが、高城城の大槻氏の一族大槻将監の居城であった。

 大槻氏は、何鹿郡(現在の綾部市一帯)に勢力を誇った在地領主で、天正年間に織田信長の命により丹波に侵攻した明智光秀によって攻められ滅亡した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陰本線高津駅〜徒歩約15分(登城口)
 車 : 舞鶴若狭道福知山IC〜府道525号線〜府道8号線
駐車場: なし。(深谷林道の道標が立てられている付近に駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
幾条もの畝状竪堀群が掘りめぐらされたお城。

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