羽前 白岩城


お城のデータ
所在地 山形県寒河江市白岩
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 山城 築城者: 白岩氏 築城年代: 戦国時代


見 ど こ ろ
 白岩城は、庄内へと通じる六十里越街道(現在の国道112号線)を押さえる要衝の地に築かれている。白岩小学校西側の八幡神社がある八幡楯、その西側の独立丘にある上楯山、八幡楯北側の独立丘に稲荷山楯、これらの三城を併せて広義的な白岩城と云えるだろう。

 白岩八幡楯は、東西に細長い台地に築かれていて、東端が八幡神社の境内となっている。神社の北側には一段高い物見台がある曲輪が八幡楯の主郭部で、現在は公園となり、ここに白岩城の石碑が建てられていた。


歴     史
 白岩城は、戦国時代に白岩氏によって築かれた。白岩氏は、寒河江城主大江氏の一族で、永禄年間には白岩宗広は宗家寒河江氏と共に慈恩寺旦那衆の一人であった。 

 天正12年に寒河江大江氏が最上義光によって滅亡すると、白岩城へは義光の甥松根備前が城主となった。

 元和8年、山形城主最上義俊が改易の後、庄内鶴岡城主酒井家次の子忠重が別家して白岩8千石を領したが、寛永10年に廃藩となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR左沢線羽前高松駅〜バス/白岩
 車 : 山形道寒河江IC〜国道112号線〜県道26号線
駐車場: なし。(白岩小学校脇に駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
庄内へと通じる六十里越街道を押さえる城砦群。

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