信濃 岡 城


お城のデータ
所在地 長野県上田市岡字城
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 平城 築城者: 武田氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
(外堀と二の丸土塁)
 岡城は、浦野川左岸の河岸段丘崖を利用して築かれている。南側の浦野川を背にしてコの字状に内堀に囲まれた本丸、その外側を取り囲むように二の丸と外堀を設けている。

 北に大手を開き、東と西にも虎口を開き、各虎口には武田氏の縄張りの特徴とされる三日月堀をともな丸馬出が設けられている。

 現在、本丸は岡団地の集合住宅が建ち並んでいるが、団地の西側に内堀と土塁がよく残っている。二の丸北側の土塁と堀もよく残っていて、土塁の上が一部公園となっていた。丸馬出の遺構は殆ど消滅しているが、東側の三日月堀の一部が水田となっていた。


歴     史
( 内 堀 )
 岡城は、築城年代や築城者は定かではないが、武田氏の重臣馬場信春によって築かれたと伝えられている。

 天文22年に村上義清が居城葛尾城を捨て自落して以後、永禄4年から7年頃に武田氏によって室賀口の押さえとして岡城が築かれたと考えられ、塩田城から岡城へと武田氏の善光寺平進出の拠点が移されている。


お城へのアクセス
鉄 道: しなの鉄道上田駅〜バス/白銀
 車 : 上信越道上田菅平IC〜国道18号線〜国道143号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
丸馬出と三日月堀があったとされる武田氏築城のお城。

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