下野 桜町陣屋


お城のデータ
所在地 栃木県真岡市物井字桜町
遺 構 曲輪、主屋、土塁、横堀
形 式 陣屋 築城者: 宇津教信 築城年代: 元禄12年


見 ど こ ろ
 桜町陣屋は、寄合旗本の采地陣屋であるため約100m四方の規模的は小規模なものであった。陣屋の東側を除く三方に土塁と堀が囲繞し、南側には外枡形の虎口が開かれていた。

 現在は陣屋内には史跡公園となり、二宮尊徳が着任した時に建てられた平屋建ての役所兼住居の建物が一棟残っている。また、陣屋南側には二宮尊徳資料館がある。


歴     史
 桜町陣屋は、元禄12年に宇津教信によって築かれた。教信は小田原藩主大久保忠朝の三男で4,000石を分知され旗本に列して宇津氏を称し、采地陣屋を桜町に設けた。

 文政の頃には桜町領は、実高1,000石に満たないほど農村崩壊と人口減少を招き、宇津氏は財政困窮に陥っていた。宇津教成は本家大久保忠真に支援を求め、文政5年に本藩より二宮尊徳が桜町領に派遣され再興に乗り出した。尊徳の尽力により天保8年までの15年間で桜町領の農村再興は成し遂げられた。 


お城へのアクセス
鉄 道: 真岡鉄道寺内駅〜徒歩約50分
 車 : 北関東道真岡IC〜国道408号線〜県道187号線〜県道45号線
駐車場: 桜町史跡公園の無料駐車場を利用


ひとくち MEMO
二宮尊徳が農村再興に尽力した寄合旗本宇津氏の采地陣屋。

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