下野 中村城


お城のデータ
所在地 栃木県真岡市中字蜂寺前
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 居館 築城者: 中村朝宗 築城年代: 保元元年


見 ど こ ろ
 中村城は、鬼怒川左岸に面した真岡台地に築かれている。現在は、遍照寺・中村神社(小太朗神社)境内となっている。

 中村城は、東西約191m×南北約182mの方形居館形式の縄張りで、幅約9m×深さ約6mの堀が囲繞し、北側は二重の堀となっている。近辺には南城・馬場・陣屋城等の地名が残り、居館を中心に戦国時代には副郭式の縄張りであったと推定されている。


歴     史
 中村城は、保元元年に中村朝宗によって築かれたと伝えられている。南北朝時代に中村経長は北畠顕家に従って各地を転戦したが、その後宇都宮公綱を頼ってその家臣となった。

 天文13年、下館城主水村正村によって攻められ城主中村玄角は討死し、嫡男時長は中村城を自焼して宇都宮氏を頼って落ち延びた。翌年、宇都宮尚綱は中村城奪還を図り、武田信隆を大将に中村時長・八木岡貞家らに水村氏の久下田城を攻めたが敗北し、中村城の奪還は成らなかった。


お城へのアクセス
鉄 道: 真岡鉄道寺内駅〜徒歩約30分
 車 : 北関東道真岡IC〜国道408号線〜県道316号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
戦国時代に水谷氏と宇都宮氏の争奪戦が行われたお城。

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