摂津 今西城


お城のデータ
所在地 大阪府豊能郡能勢町今西
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 山城 築城者: 森本景久 築城年代: 天文年間


見 ど こ ろ
 今西城は、山田川と山辺川に挟まれた西から東へと延びる半島状丘陵の先端部を利用して築かれた城で、尾根続きに森上城があり、両城の城の規模から見て森上城の出城であったと考えられている。

 尾根のピークに主郭、南側に一段下がって二の曲輪を置き、この主郭群を東・南・西の三方を堀切で切って独立させた珍しい縄張りとなっていた。遺構は、一部土塁が残る他は、三方の堀切が今も健在。


歴     史
 今西城は、天文年間に森本景久によって築かれた。天文年間、丸山城主能勢氏は山下城主塩川氏との勢力争いを繰り返し、天文18年に塩川勢が能勢に乱入し、森上・今西両城で迎え撃つ能勢・塩川両軍が戦った。この時の合戦が枳根宮合戦と呼ばれている。


お城へのアクセス
鉄 道: 能勢電鉄妙見線山下駅〜バス/森上
 車 : 阪神高速池田木部IC〜国道173号線/栗栖〜県道603号線
駐車場: 岐尼神社の参拝者用無料を利用。


ひとくち MEMO
三方を堀切で切り取った縄張りを持つお城。

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