伊賀 桜町中将城


お城のデータ
所在地 三重県名張市下小波田字内山
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 丘城 築城者: 北畠信雄 築城年代: 天正9年


見 ど こ ろ
 桜町中将城は、滝川氏城と下小波田地区の中心部を貫いている市道を挟んで南側の丘に築かれている。

 滝川氏城は、整備され保存されているが、桜町中将城は雑木林の中に荒れるままの状態だ。遺構を確認するためにはブッシュをかき分けながら探索しなければならない。

 北に堀切を設けて北の台地と隔離し、方形の主郭部は周囲を空堀と土塁があり、南側に虎口が設けられた城の縄張りを確認することが出来た。特に、主郭北東隅の土塁と空堀が見応えがあった。  


歴     史
 桜町中将城は、天正9年に北畠信雄によって築かれた。信長の次男信雄は、伊勢国司北畠具教の養子となり、天正4年に養父具教を謀殺して北畠氏の当主となった。

 天正4年と天正9年に織田信長の命により北畠信雄は伊賀に侵攻した(天正の乱)が、伊賀の国人衆の反抗が激しく、平定が長引くため、伊賀に居館を築いた。  


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄大阪線桔梗が丘駅〜バス/小波田
 車 : 名阪国道治田IC〜県道687号線〜国道368号線〜国道165号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
三重県下でも有数の遺構が残るお城。

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