豊前 龍王城


お城のデータ
所在地 大分県宇佐市安心院町龍王字古城
遺 構 曲輪、石垣
形 式 山城 築城者: 安心院公泰 築城年代: 正安年間


見 ど こ ろ
 龍王城の築かれている龍王山は、深見川が山を迂回するように流れ、山の三方を深見川が堀の役目を果たしている自然の要害となっている。山の西側麓に大手門が設けられ、今も石垣が残っている。大手門内が龍王城の城下町を形成していた。

 山腹の神社から登城道を登ること15分ほどで主郭部に到着すが、登城道の途中には石垣の痕跡がある。主郭部は、テレビの中継所となっているが、主郭部北側には草に埋もれているが高さ約4m程の石垣が残っていた。 


歴     史
 龍王城は、別名神楽岳城とも云い、正安年間に宇佐神宮の大宮司安心院公泰によって築かれた。

 戦国時代の弘治2年、大友義鎮は豊前に侵攻して龍王城を攻め、城将城井統房をはじめ豊前の諸将は大友氏に降伏した。天正10年、龍王城主安心院公正(麟生)は、大友氏に反旗を翻した。妙見嶽城主田原紹忍は、龍王城に籠城する安心院公正を攻め、翌11年正月に開城。


お城へのアクセス
鉄 道: JR日豊本線別府駅、宇佐駅〜バス/龍王
 車 : 東九州道安心院IC〜県道42号線〜県道50号線
駐車場: なし。(龍王山の山腹にある神社境内に駐車)


ひとくち MEMO
安心院盆地を一望に見下ろすことのできるお城。
  • 龍王城の登城口
    龍王のバス停側に深見川を渡り、龍王山西麓へと至る道がある。県道との分岐点には龍王城への道標がある。五合目付近にある神社境内まで車道が作られており、この境内に登城口がある。 

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