信濃 大沢城


お城のデータ
所在地 長野県下伊那郡阿南町富草字古城
遺 構 曲輪
形 式 山城 築城者: 下條頼氏 築城年代: 応永年間


見 ど こ ろ
 大沢城は、国道151号線に架かる雲雀沢橋から東側を見ると円錐形の山が正面に見える。ここが大沢城址だ。大沢川と雲雀沢に挟まれた丘陵上築かれていて、現在は古城八幡神社の境内となっている。

 丘陵山頂部の境内は本殿がある主郭と社務所のある二の曲輪、および数段の帯曲輪からなる縄張りとなっていて、神社の東側にある果樹園・畑地一帯が居館が置かれていた。


歴     史
 大沢城は、応永年間に下條頼氏によって築かれた。下條氏は、甲斐国下條郷を本貫地とする武田一族で下條氏を称し、その後伊那大沢の地に居住を移し、以後下條氏の本城となっていた。

 小笠原政康の子康氏が、下條氏久の養子となって下條氏を継承し、文明7年には手狭な大沢城から吉岡城を築いて本拠を移し、康氏の叔父佐々木帯刀が城主となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線川路駅〜バス/古城
 車 : 三遠南信道天竜峡IC〜国道151号線
駐車場: なし。(鳥居脇に駐車場スペースあり。)


ひとくち MEMO
南伊那に勢力を誇った下條氏が初期に本拠としたお城。

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