三河 大平本城


お城のデータ
所在地 愛知県豊田市大平町下大屋敷
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 丘城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 大平本城は、大平町の県道19号線と県道353号線が交差する三叉路北側の丘の上に八王子神社があり、参道を登り神社の奧へ山道を進むと堀切が出迎えてくれる。

 大平本城の縄張りは、丘のピークに南北に長い長方形の主郭を置き、主郭の北〜東には土塁を築き、南側には一段低く横矢の掛かる突き出した土塁のある腰曲輪と堀切を施していて、北側の切岸と高低差もあり見応えのある遺構だ。

 集落に面した南側には数段の帯曲輪が配されているが、主郭の西側には土塁がなく、これは主郭に居館を構えた豪族が眼下の集落を意識した縄張りと考えられているようだ。


歴     史
 大平本城は、築城年代や築城者などは定かではないが、大内久政が居城していた文正3年に松平信光に攻められ落城した。その後、近隣の諸城同様に戦国時代にも改修・機能していたと考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: 名古屋鉄道豊田線豊田市駅〜バス/市場大草〜バス/大平町上大屋敷
 車 : 東海環状道豊田藤岡IC〜国道419号線〜県道19号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
箱堀状の大堀切があるお城。

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