信濃 表木城


お城のデータ
所在地 長野県伊那市西春近字表木
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 平山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 三の曲輪の土塁 )
 表木城は、表木地区の東側、天竜川の河岸段丘崖を利用して築かれている。東をJR飯田線が通り、城跡の東側部分が分断されているいるが、概ね良好な形を保っている。

 城の縄張りは、城跡碑があるところから空堀を越えると虎口が開かれているところが主郭で、コの字状に土塁と空堀が設けられ、空堀は東側へ竪堀となっている。主郭まわりの土塁と空堀は高さもあり見応えのある遺構だ。更に、この主郭に北と南に二の曲輪と三の曲輪があり、三の曲輪にも土塁が一部残存していた。


歴     史
 表木城、築城年代や築城者については定かでない。城主についても、宮田氏の一族がいた可能性もあるようだ。

 戦国時代に表木(面木)大膳の名が伝わっていて、この大膳かどうかは分からないが、文明19年に高遠の諏訪継宗が諏訪へ攻め入った時、表木氏も高遠方に与して参陣したがこの合戦で討ち死にしている。表木氏は、武田信玄の伊那侵攻後に没落したと考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR飯田線赤木駅〜徒歩約15分
 車 : 中央道駒ヶ根IC〜県道75号線〜国道153号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
深い空堀と高い土塁が見事に残るお城。

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