能登 御舘館


お城のデータ
所在地 石川県羽咋郡宝達清水町御館
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 居館 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 御舘館は、杓田川右岸の御舘集落がある台地端を利用して築かれている。杓田川を天然の堀として、正方形の主郭を台地端に置いてコの字型に内堀で囲み、更に主郭の外側を二の曲輪と堀がコの字型に取り囲んだ縄張となっている。

 現在は、主郭と二の曲輪が畑地となっていて、空堀や土塁の遺構が完存している。発掘調査に拠れば、二の曲輪の東側の水田、道路を挟んで北側の畑地からも堀跡が出土している。

 発掘調査の結果を踏まえて考えると、方形の豪族居館をベースに東と北側にも複数の曲輪を設けて城郭として拡張したと考えると、前田利家による修築もあったと思われる。


歴     史
 御舘館は、築城年代や築城者など詳細ことは定かではないが、発掘調査に拠ると14世紀後半から16世紀前半、すわなち室町時代前半から戦国時代前半まで存続していたと考えられている。

 また、江戸時代の地歴書によれば、押水荘地頭岡部忠澄の居館としているが確証はない。


お城へのアクセス
鉄 道: JR七尾線宝達駅〜バス/御舘会館
 車 : 北陸道金沢東IC〜国道8号線〜国道159号線
駐車場: 御舘会館の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
農村集落の完存している豪族居館。

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