大和 西味間環濠


お城のデータ
所在地 奈良県磯城郡田原本町味間
遺 構 環濠
形 式 環濠集落 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 補厳寺の山門 )
 西味間環濠は、「居館並立型」に分類される環濠集落。現在の味間地区を住宅地図を片手に散策すると、かつての環濠の名残が用水路に見出される。集落の中心部に十市城主十市氏の菩提寺として開基された補厳寺があり、隣接して三方が堀に囲まれた旧家はかつての在地領主居館の名残であろうか。

 補厳寺は、かつては寺領45町歩末寺230寺を有する大和屈指の禅寺であったが、戦国時代末期に松永久秀に十市氏が敗れた際に補厳寺も全焼したとか。


歴     史
 西味間環濠は、構築年代や構築者については定かでない。南方朝時代から室町時代の味間荘は興福寺一条院領で、至徳3年の長川流流鏑馬日記に味間氏の名があり、長谷川党の領袖であった十市氏の一族であったと考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄橿原線笠縫駅〜徒歩約20分
 車 : 西名阪道郡山IC〜国道24号線〜県道14号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
長谷川党領袖十市氏の菩提寺があった環濠集落。

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