常陸 馴馬城


お城のデータ
所在地 茨城県龍ケ崎市馴馬町山王台
遺 構 曲輪、土塁、堀切、土橋、空堀
形 式 丘城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 二の曲輪の土橋と空堀 )
 馴馬城、歴史民俗資料館の南西側にある丘陵一帯に築かれていた。資料館の建設などの後世の改変が著しく、城の縄張りを明確に知ることはできない。

 資料館の駐車場端の説明板の縄張図を参考にすると、一の曲輪は消滅し、二の曲輪の一部が残り、櫓台と思われる土壇の上に標柱が立てられている。三の曲輪が比較的遺構が良好で、二の曲輪との間に横堀の遺構があり、北側に空堀と土橋の遺構を見ることができた。


歴     史
( 三の曲輪の切岸 )
 馴馬城は、築城年代や築城者については定かではなが、南北朝時代には河内郡の南朝方の拠点の一つであったが城主まで伝わっていない。

 暦応4年に北朝方の攻撃を受けたことが、また康永3年にも南朝方の春日顕国が立て籠もった馴馬城と比定され、北朝方の宍戸朝里ら常陸勢に攻略されていることが文献に記載されている。


お城へのアクセス
鉄 道: 関東鉄道竜ヶ崎線竜ヶ崎駅〜徒歩約15分
 車 : 圏央道阿見東IC〜県道68号線〜県道34号線〜県道5号線
駐車場: 龍ケ崎市歴史民俗資料館の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
南北朝時代に河内郡の南朝方拠点の一つであったお城。

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