武蔵 奈良梨陣屋


お城のデータ
所在地 埼玉県比企郡小川町奈良梨
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 陣屋 築城者: 諏訪頼忠 築城年代: 天正18年


見 ど こ ろ
( 陣屋東側の土塁と堀 )
 奈良梨陣屋は、現在の八和田神社境内となっている一帯に築かれている。奈良梨は北条氏時代から鎌倉街道の宿駅として発展した交通の要所でもあった。

 諏訪氏は僅か3年で上野国へ移封となったが、陣屋に土塁と堀が囲繞した縄張りは、江戸時代の陣屋構えと云うより中世豪族居館の典型的な縄張りそのものだ。発掘調査もされ、神社の北と東面に土塁が残り、東側には堀も残されていた。

歴     史
 奈良梨陣屋は、天正18年に諏訪頼忠によって築かれた。天正10年、武田氏が滅亡すると徳川家康に従った諏訪頼忠は、家康の関東移封に従い比企郡奈良梨他で12,000石を領した。天正18年に移封後直ぐに嫡男頼水が家督を継ぎ、文禄元年に上野総社へと移封となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR八高線・東武東上線小川町駅〜バス/奈良梨
 車 : 関越道嵐山小川IC〜県道11号線〜県道296号線
駐車場: 八和田神社の参拝者用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
家康の関東移封に従った諏訪氏が築いた陣屋。

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