壱岐 生池城



お城のデータ
所在地 長崎県壱岐市勝本町百合畑触字城山
遺 構 曲輪、土塁、石積、横堀、土橋
形 式 丘城 築城者: 本城氏 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
( 横堀と土橋 )
 生池城は、壱岐風土記の丘・百合畑古墳群東側に隣接する丘陵の一つ城山に築かれている。城山山頂部に築かれた単郭の小規模な城だ。曲輪内は整備はされていないが、遺構は良好な状態で残っている。

 壱岐島内では唯一二重の横堀と土塁が囲繞している城だとか。内堀も外堀ともに堀幅約1.5m・深さ3m程あり、所々に土留めの石積みの遺構も見ることができる。グルリと一周見て回ると、曲輪の四方に虎口が開かれ、曲輪に付随して横堀には土橋の遺構も残っており、それぞれが見応えの遺構だった。


歴     史
( 土留めの石積み )
 生池城は、築城年代や築城者については定かではないが、天文11年の観音菩薩寄進状に井出忠兵衛尉と並んで「源壱(みなもとのいち」の署名があり、源壱は松浦党の一族本城氏であることから、本城氏が生池城に居城していたと推察されている。

 源壱は、朝鮮・中国沿岸で私貿易を行った倭寇の一人で、後に朝鮮から図書(貿易許可書)を受け正式に貿易を行った。(現地説明板より)


お城へのアクセス
鉄 道: 郷ノ浦港〜バス/亀石
 車 : 郷ノ浦港〜国道382号線〜県道174号線
駐車場: 百合畑古墳園の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
壱岐島内では唯一二重の横堀と土塁が囲繞しているお城。

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