飛騨 向牧戸城



お城のデータ
所在地 岐阜県高山市荘川町牧戸
遺 構 曲輪、堀切
形 式 山城 築城者: 内ヶ島為氏 築城年代: 寛正年間


見 ど こ ろ
( 主郭切岸と帯曲輪 )
 向牧戸城は、庄川と支流御手洗川の合流点に向けて半島状に突き出した丘陵の先端部に築かれている。この地は、高山と越中砺波とを結ぶ白川街道の要衝の地であった。現在は城趾公園として整備され、駐車場脇に城石碑と案内板が建てられ、城跡まで遊歩道が整備されている。

 向牧戸城は、南に続く尾根筋を堀切で断ち切り、丘陵の頂上部に主郭を置き、これを囲繞する様に帯曲輪を配した小規模な縄張りとなっている。資料に拠れば、駐車場の南側背後に連なる丘陵に「二の堀」と呼ばれる堀切があるようだ。機会があれば、この遺構も確認してみたい。


歴     史
 向牧戸城は、寛正年間に内ヶ島為氏によって築かれた。為氏は信濃松代から白川郷に入り、川上郷、小島郷、越中砺波まで領する拠点となった。寛正5年に内ヶ島氏は保木脇に帰雲城を築いて移り、家臣川尻氏信を城主とした。天正13年、豊臣秀吉に飛騨討伐を命じられた金森長近が飛騨に侵攻して最初に攻めたのが向牧戸城であった。(現地案内板より)


お城へのアクセス
鉄 道: JR高山本線高山駅〜バス/牧戸
 車 : 東海北陸道荘川IC〜国道158号線
駐車場: 向牧戸城の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
内ヶ島氏が白川郷を領して最初に居城としたお城。

岐阜県のお城
一覧表へ
トップページへ

東海のお城
静岡県愛知県岐阜県三重県