豊前 元永城


お城のデータ
所在地 福岡県行橋市元永
遺 構 曲輪、堀切、土橋
形 式 山城 築城者: 本郷具信 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 元永城は、祓川右岸に位置する元永地区にある須佐神社境内の裏手の丘陵山頂部に築かれている。現在、城址には大師堂が建てられいて、須佐神社本殿の裏手から石段の参道を登る。

 城の縄張りは、大師堂のある曲輪が主郭で、東側に続く丘陵を堀切で遮断して城域とし、大師堂の裏手の斜面と参道側にそれぞれ帯曲輪を配している。堀切がこの城の唯一の見どころではあるが、竹と雑木によって写真写りはすこぶる悪かったのが残念。


歴     史
 元永城は、南北朝時代に本郷具信によって築かれた。本郷氏は、北畠信親が後醍醐天皇の皇子懐良親王を奉じて九州へと入り、その子顕吉が本郷の地を領して本郷氏を称した。顕吉は、沓尾城(久津尾崎城)を築き、嫡男具信を元永城に配した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR日豊本線行橋駅〜バス/元永
 車 : 東九州道みやこ豊津IC〜国道10号線〜県道248号線
駐車場: 須佐神社の参拝者用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
南朝方の忠臣北畠氏の一族本郷氏が築いたお城。

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