信濃 百瀬陣屋


お城のデータ
所在地 長野県松本市寿豊丘
遺 構 主屋、土塁
形 式 陣屋 築城者: 諏訪頼久 築城年代: 寛文11年


見 ど こ ろ
 百瀬陣屋は、旗本の采地陣屋で代官を務めた近藤氏の子孫が今も居住しておられ、敷地内へは立ち入ることは出来ないが、外から見る陣屋主屋は江戸時代中期以後の建物であると推定されている。

 陣屋門前は枡形虎口となっていて、門の脇に陣屋の案内板が立てられていた。土塁は現在は随分削り取られているが、所々に痕跡は見ることができた。


歴     史
 百瀬陣屋は、明暦3年に諏訪高島城主諏訪忠恒の三男頼久が、兄忠晴より内田・赤木で1,000石を分知され旗本となった。寛文11年に瀬黒・竹渕・白川・百瀬村等へ所領替えとなり百瀬に采地陣屋を構えた。天和2年に御書院番・御小姓組頭等を務めた功績により上野・下野国内で500石加増された。

 采地陣屋の代官には享保年間以後、萩原氏と近藤氏が交代で代官を務めたが、その後近藤氏が御用人兼代官として明治まで続いた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR篠ノ井線村井駅〜バス/構内
 車 : 長野道塩尻北IC〜国道19号線〜県道287号線〜県道288号線
駐車場: 寿百瀬公民館の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
諏訪高島藩諏訪氏の分家が領した旗本采地陣屋。

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