駿河 南一色城


お城のデータ
所在地 静岡県駿東郡長泉町南一色
遺 構 曲輪、堀切、土塁
形 式 平山城 築城者: 不明 築城年代: 天正年間


見 ど こ ろ
 南一色城は、半島状に伸びる丘陵の先端部を利用して築かれた城だ。南一色地区にある愛鷹神社と宮脇公園から梅の木沢川(小川)を挟んで西側正面の丘陵だ。

 南一色城の縄張りは、丘陵尾根筋を堀切にて切り離し、尾根先端部に向けて、本丸・二の丸・三の丸と連郭式に曲輪を並べた配置となっている。本丸は雑木林、二の丸・三の丸はいずれも畑地となっている。

 本丸は土塁などの遺構はブッシュに覆われ確認し辛い。二の丸は、周囲に土塁が残っていて、虎口が南北2ヶ所に設けられていた。この城の見どころは、何といっても本丸と二の丸との間にある大堀切、そして堀切に面して設けられている分厚く高い土塁だ。砦程度の小さな城だが、遺構が見事に残っているのには驚かされた。


歴     史
 南一色城は、築城者は定かでないが、天正年間に築かれたと推定されている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線沼津駅〜バス/南一色
 車 : 東名沼津IC〜県道83号線〜国号246号線/公会堂〜町道
駐車場: なし。(対岸にある宮脇公園・愛鷹神社に駐車スペースあり)


ひとくち MEMO
小規模ながら分厚い土塁が見事に残るお城。

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