伊賀 壬生野城


お城のデータ
所在地 三重県伊賀市川東字深田
遺 構 曲輪、土塁、堀切
形 式 平山城 築城者: 清水氏 築城年代: 戦国時代


見 ど こ ろ
 壬生野城は、川東地区西側の丘陵西先端部に築かれた城だ。主郭内部が果樹園として一部利用されている以外、全くの未整備状態となってるが、この城、なかなか見どころがある城だ。

 現在は、北側は水田となっていて、ここまで城域であったかどうか定かでないが、水田と東側の丘陵の間には堀切を設けて切り離し、堀切の北と東の一部は水堀となっている。主郭部の周囲には高々と土塁を築き、防備を固めた縄張りとなっていた。 


歴     史
 壬生野城は、戦国時代に清水氏によって築かれたと云われているが、川東郷士の評定所的な性格の城であったとも考えられている。

 天正9年、織田信長の伊賀平定のの時、伊賀壬生野郷・愛田村・御代村の郷士が壬生野城に集結して織田勢に反抗した壬生野宮川の合戦の舞台となった。


お城へのアクセス
鉄 道: JR関西本線伊賀上野駅、近鉄伊賀線上野市駅〜バス/川東農協前
 車 : 名阪国道壬生野IC〜県道679号線〜県道2号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
堀切の一部が水堀となって残っているお城。
  • 壬生野城への道しるべ
    川東地区北側にある春日神社鳥居前の農道を南へ約200m程真っ直ぐ進むと前方左手の小山が壬生野城。山手へ左折して山側へ登る。ちょうど舗装が切れたところにの右手が農家の農機具小屋などがある敷地となっていて、ここから水田の左手の林の中へ。堀の切れ目から土塁に掛けられた鉄製の階段を登り主郭へ入る。

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