大隅 馬越城


お城のデータ
所在地 鹿児島県伊佐市菱刈町前目字城山
遺 構 曲輪、堀切、土塁
形 式 丘城 築城者: 馬越重隆 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
 馬越城は、伊佐市役所菱刈支所背後の丘に築かれていた。全山竹藪と雑木に覆われ、支所敷地と支所に連なる麓の民家敷地となっていて、城への登り口さえ見いだすことも出来ず、資料にあった、堀切と石碑を確認することができなかった。

 江戸時代の地頭御仮屋は、支所西側にある菱刈小学校の敷地となっている。御仮屋の遺構などは何も残っていない。


歴     史
 馬越城は、鎌倉時代に馬越重隆によって築かれた。重隆は、太良(本城)城主菱刈重妙の庶長子で馬越を分地され馬越氏を称し、以後代々馬越城を居城とした。

 永禄10年に島津貴久が菱刈隆秋の籠もる馬越城を攻めた。井出籠重久らの奮戦空しく馬越城は落城し、菱刈隆秋らは大口城へと退いた。その後、江戸時代には外城として馬越麓が置かれ明治に至った。


お城へのアクセス
鉄 道: JR肥薩線大隅横川駅〜バス/菱刈役場前
 車 : 九州道栗野IC〜国道268号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
菱刈隆秋が籠もって島津氏の三州統一に抗したお城。

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