播磨 香山城


お城のデータ
所在地 兵庫県たつの市新宮町香山
遺 構 曲郭、石垣
形 式 山城 築城者: 香山秀清 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 香山城は、この大歳神社を挟んで、山の中腹から山裾へと一二三段に曲輪や家中屋敷が配置された縄張りとなっている。 

 北郭・南郭ともに道標はあり、迷うことなく曲輪群にはたどり着ける。整備状態は、あまり良くない。もう少し、「下草を刈れば・・・」と思いながらの遺構探索となる。しかし、ブッシュに隠されているが、苔むした曲輪の石垣はなかなか味がある。


歴     史
 香山城は、南北朝期の建武年間に赤松円心に属した香山秀清によって築かれた。香山氏は、秀清−秀広−秀頼−秀光と相承し、嘉吉の乱の時秀光は明石和坂の戦いで討死した。秀光の子、秀氏が赤松政則の播磨再興に従って香山城主に返り咲き、城を修復して居城とした。

 永禄15年、備前三石城主浦上村宗が赤松義村に反旗を翻した時、浦上方の播磨松山城(姫路市林田町松山)攻めに香山秀詮も参陣している。天正8年、香山城は羽柴秀吉に攻められ落城、城主香山秀明は長水城へ逃れたが、長水城落城の折りに討死にした。


お城へのアクセス
鉄 道: JR姫新線播磨新宮駅〜バス/香山
 車 : 山陽道龍野IC〜国道179号線/新宮三叉路〜県道26号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
ブッシュをかき分けながらの探訪覚悟の上で訪れるお城。
  • 香山城登城口
    香山城は、揖保川沿いにある香島小学校が第1の目印で、ここから香山地区北西の山裾にある大歳神社が第2の目印だ。この大歳神社山門前に香山城の説明板がある。山門をくぐり本殿前の石段の両脇に「香山城北郭」「香山城南郭」の標識がある。

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