播磨 駒山城


お城のデータ
所在地 兵庫県赤穂郡上郡町大持
遺 構 曲輪、土塁、石垣、井戸、空堀
形 式 山城 築城者: 赤松則祐 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 駒山城は、千種川左岸にそびえる駒山山頂に築かれた城だ。山頂部は二つの峰に分かれていて、そのそれぞれの峰に曲輪を築いた典型的な『一城別郭』の縄張りとなっていてる。

 東側の峰がこの山の最高峰で、ここに本丸が置かれている。本丸が周囲を石垣で固められており、今でもその石垣の残石が各所に残っている。

 西の峰に築かれた二の丸は、6段の曲輪が南の尾根筋に築かれ、こちらにも石垣が一部残っている。この本丸と二の丸の曲輪群の間には土橋が設けられ、ここに井戸の遺構が残っていた。


歴     史
 駒山城は、南北朝時代に赤松則祐によって築かれたと云われているが、城主や築城年代については諸説があり、詳細については定かでない。

 しかし、赤松氏の本城白旗城の西を守る支城として築かれ、建武3年の新田義貞による白旗城攻めの折には、有力な防衛線の役割を果たしていたと推定されている。戦国時代には、備前宇喜多氏の勢力がこの地にも伸び、宇喜多氏の家臣長船氏が在城したと考えられている。 


お城へのアクセス
鉄 道: JR山陽本線上郡駅〜徒歩10分(登城口)
 車 : 山陽道龍野西IC〜国道2号線/有年原〜国道373号線
駐車場: なし。(登城口そばにあるスーパーの駐車場を利用)


ひとくち MEMO
千草川を見下ろす峰に築かれた一城別郭のお城。

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