下野 喜連川陣屋


お城のデータ
所在地 栃木県さくら市喜連川j字本町
遺 構 移築門
形 式 陣屋 築城者: 足利頼氏 築城年代: 文禄2年


見 ど こ ろ
( 模擬大手門 )
 喜連川陣屋は、現在のさくら市喜連川庁舎・公民館の敷地となっている一帯に築かれていた。陣屋の背後の丘陵にはお丸山公園となっている倉ヶ崎城が築かれいる。

 陣屋の遺構は何も残っていないが、陣屋大手門の位置に立派な櫓門(模擬)が建てられていた。尚、陣屋の門が郊外に移築され現存している。


歴     史
 喜連川陣屋は、文禄2年に足利頼氏によって築かれた。 天正10年、古河公方足利義氏が継嗣なく没したが、秀吉の命により古河公方足利義氏の娘氏姫と小弓公方足利義明の孫国朝を結婚させて義氏の名跡を継がせ、喜連川3,500石を与えた。

 文禄2年に国朝は秀吉の朝鮮出兵に応じて出陣したが、途中安芸広島において急死する。 弟の頼氏が継いで足利を改めて喜連川氏を称した。 
 
 喜連川氏は、江戸時代所領5千石であったが、公的には無高とされ諸大名統制外で、格式も御三家・国持大名と同等とされ、国元居住の自由・参勤交代や諸役免除なども認められて、明治まで続いた。最後の藩主喜連川聡氏は、維新後に喜連川姓を廃して足利姓に戻した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR東北本線氏家駅〜バス/喜連川支所
 車 : 東北道矢板IC〜県道74号線
駐車場: さくら市喜連川支所の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
関東公方足利氏の末裔が明治まで領した陣屋。
  • j陣屋門の移築先
    民家: 栃木県さくら市葛城星の宮

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