近江 北内貴城


お城のデータ
所在地 滋賀県甲賀市水口町北内貴字大谷
遺 構 曲輪、土塁、横堀、土橋
形 式 丘城 築城者: 美濃部茂忠 築城年代: 永禄年間


見 ど こ ろ
( 主郭虎口と土塁・土橋 )
 北内貴城は、みなくち総合総合公園の一角にあり、公園内の盆天山から派生する東側の丘陵支尾根のピークに築かれている。 

 北内貴城の縄張りは、土塁が囲繞した方形の主郭を丘陵のピークに置き、野洲川が流れに面した城の北側は急斜面となっているので、北側を除く三方は横堀が構築されている。

 主郭虎口は東側に開かれ、その先に土塁が囲繞した長方形の二の曲輪が配され、横堀を隔てて二の曲輪の南側に三の曲輪が置かれている。三の曲輪は、自然地形に近い削平地だが、二の曲輪は三方に横堀が掘られ、見応えのある一城であった。、


歴     史
( 二の曲輪の土塁と横堀 )
 北内貴城は、永禄年間に美濃部茂忠によって築かれた。茂忠の子治茂の室比佐女(蒲生氏)が居住したとされ、「比佐殿屋敷」の名が伝わっている。

 美濃部氏は、甲賀二十一家に数えられ、美濃部郷を本拠(美濃部古屋敷)として山中氏・伴氏と共に柏木三方中惣を構成していた。


お城へのアクセス
鉄 道: JR草津線貴生川駅〜バス/スポーツの森
 車 : 新名神甲南IC〜県道132号線〜県道4号線〜国道307号線
駐車場: みなくち総合総合公園の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
丘陵の尾根上に方形居館形式の曲輪を並べた見応えのあるお城。

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