丹波 上中城


お城のデータ
所在地 京都府京都市右京区京北上中町
遺 構 曲輪、土塁、堀跡
形 式 居館 築城者: 九郎国眞 築城年代: 天仁年間


見 ど こ ろ
( 堀跡と主郭切岸 )
 上中城は、上中城は、京の都と丹波・丹後を結ぶ周山街道沿いの要衝の地にあり、平安時代の院政期に政権と結びついた北面の武士の居城と云われ、発掘調査の結果、12〜13世紀を中心に使用されていたことが判明したとか。

城の縄張りは、楕円形をした単郭の居館形式で周囲に堀が囲繞していた。現在は市の史跡に指定され公園化されているが、道路となっている堀跡沿いに土塁が残り、公園化まで囲繞していた堀は水田として利用されていたようだ。


歴     史
 上中城は、天仁年間に北面の武士蔵人大夫正平の末裔九郎国眞によって築かれたと伝えられている。室町時代になると弓削国直が弓削荘の荘司となって居城し、孫の頼泰が光厳法皇より草木姓を賜わり、天正年間の守親の代まで続いた。

お城へのアクセス
鉄 道: JR東海道本線京都駅〜バス/周山〜バス/下中
 車 : 名神高速京都南IC〜国道1号線/京都市内〜国道162号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
平安時代に北面の武士が築いた楕円形をしたお城。

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