越中 寺家新屋敷館


お城のデータ
所在地 富山県南砺市寺家新屋敷
遺 構 土塁、堀跡
形 式 居館 築城者: 田中貞行 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
 寺家新屋敷館は、現在福野文化創造センターの南側にある神明社の境内となっていて、境内の東側と北側に土塁が残っている。東側土塁の外側には後世に築かれた石垣があるが、北側土塁は原型をよくとどめていた。

 発掘調査では、館は70m×50m程の方形単郭形式の館で、高さ3mの土塁が周囲に築かれ、その外側には幅5m、深さ2mの空堀が巡らされていたとか。


歴     史
 寺家新屋敷館は、南北朝時代に桃井直常の家臣田中貞行、または貞行の子孫と思われる田中太郎兵衛によって築かれた。それ以外の歴史の詳細は伝わっていない。

 尚、発掘調査(昭和62〜63年)でこの館が戦国時代から江戸時代の初期にかけて利用されたことがわかっている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR城端線福野駅〜徒歩約5分
 車 : 北陸道砺波IC〜県道20号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
神明社境内に土塁がよく残っている居館。
  • 寺家新屋敷館から西に約1km、福野小学校西側近くに柴田屋館がある。

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