三河 伊保城


お城のデータ
所在地 愛知県豊田市保見町御前山
遺 構 曲輪、土塁、石垣、堀
形 式 丘城 築城者: 丹羽氏次 築城年代: 慶長5年


見 ど こ ろ
 伊保城は、豊田市教育会館東側にある保見町公民館から丘陵下の畑地・住宅地の一帯に築かれていた。

 丘陵斜面下に方形の一の曲輪を置き、道路を挟んで南側にも長方形の二の曲輪を配した縄張りで、丘陵の斜面をを利用した丘城だが、規模からは陣屋構えの城と考えたほうがよいかも。 

 主郭の北側から西側にかけて土塁と井戸の遺構があり、二の曲輪南側には二段に分かれた石垣がよく残っていた。


歴     史
 伊保城は、慶長5年に丹羽氏次によって築かれた。氏次は、関ヶ原の戦功により伊保1万石を領し、寛永15年に2代氏信は大坂の冬・夏の陣の戦功により1万石を加増され美濃岩村へと移封となり、一時天領となった。

 元和元年に陸奥浅川より本多忠晴が入り15,000石を領したが、宝永7年に遠江相良へと移封になり廃城となった。


お城へのアクセス
鉄 道: 愛知環状鉄道保見駅〜徒歩約10分
 車 : 名古屋瀬戸道長久手IC〜県道8号線〜国道155号線〜県道58号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
民家敷地の南側には二段に分かれた石垣の遺構が残るお城。

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