大和 本郷東城


お城のデータ
所在地 奈良県宇陀市大宇陀区本郷
遺 構 曲輪、土塁、堀切、竪堀
形 式 山城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 本郷東城は、西山岳から南東に延びた支尾根の先端部分を利用して築かれている。西側の尾根には本郷城と連携して機能していた支城と思われた。

 本郷東城は、北に堀切を設けて背後の尾根から切り離し、最高所に主郭を設け、東と南の尾根にそれぞれ数段の小曲輪を連郭式に並べた縄張りとなっていいる。

 この城で特徴的なのは南の尾根筋を断ち割ったように設けられた空堀であろう。麓との連絡路としても利用されたと思われるが、他の城ではなかなか見られない遺構だ。


歴     史
 本郷東城は、築城年代や築城者については定かでないが、戦国時代の永禄3年から松永久秀による口宇陀侵攻戦にて、宇陀三将の一人秋山氏の居城秋山城攻略のために築かれた陣城であるとも考えられている。


お城へのアクセス
鉄 道: 近鉄大阪線榛原駅〜バス/大宇陀高校前〜徒歩約15分
 車 : 名阪国道針IC〜国道369号線/榛原〜国道370号線/大宇陀
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
尾根筋を断ち割ったように設けられた空堀が見事なお城。

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