肥前 多比良城


お城のデータ
所在地 長崎県雲仙市国見町多比良甲
遺 構 堀切
形 式 丘城 築城者: 日向通良 築城年代: 永禄元年


見 ど こ ろ
( 標柱前の国見高校 )
 多比良城は、轟木城ともよばれる丘城でるが、城館調査報告では堀切が残ると記載されているが、現状は堀切どころか丘自体が何処にあるのかさえ分からず、馬場・陣等の小字があるのみとか。

 現在、長崎県立国見高校の校門前に「多比良城址」の標柱が立てられている。高校の敷地もかつては、多比良城の一郭であったのだろうかと、勝手に想像するしかなかった。


歴     史
 多比良城は、永禄元年頃に日向通良によって築かれたと云われている。鎌倉末期に日向通良の子孫であろう多比良通世が古文書に名が見いだされる。

 戦国時代になると、多比良氏は有馬氏に臣従して多比良重純という人物がいたことが知られている。天正12年、龍造寺隆信が戦死した後、神代城の神代貴茂が日野江城主有馬晴信とこの城で和睦したものの、ここで晴信によって謀殺されてしまったことで知られている。


お城へのアクセス
鉄 道: 島原鉄道多比良駅〜徒歩約15分
 車 : 長崎道諫早IC〜国道57号線〜国道251号線〜国道389号線
駐車場: なし


ひとくち MEMO
平安時代からあったお城も今では碑があるのみ。

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