淡路 郡家城


お城のデータ
所在地 兵庫県淡路市下河合
遺 構 曲輪、土塁、空堀、堀切
形 式 丘城 築城者: 田村氏 築城年代: 室町時代後期


見 ど こ ろ
 郡家城は、田村城とも呼ばれ、一宮中学校の南側ある妙京寺の東側正面に見える半島状の城山の先端部に築かれている。現在、竹林・雑木林に覆われているが、城跡へは城山西先端部に橋があり、ここから登城道がある。

 縄張りは、先端部の最高所に「天守」と呼ばれる一の曲輪があり、西に二の曲輪、三の曲輪がある。この二の曲輪南側には低いが土塁が残っていた。一の曲輪東側には、深い堀切(一面竹に覆われていた)があり、さらに東側には曲輪があり、ここにも土塁の遺構があった。 


歴     史
 郡家城は、室町後期に淡路一宮伊弉諾(いざなぎ)神社の祭主家田村氏が築城した。田村氏は、室町・戦国時代に足利氏・三好氏に従っていた。

 天正9年、羽柴秀吉の淡路侵攻の際に田村村春・康広は秀吉に従わず落城して田村氏も滅亡した。


お城へのアクセス
鉄 道: 津名港・岩屋港〜バス/伊弉諾神社前
 車 : 神戸淡路鳴門道津名一宮IC〜県道88号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
竹藪、雑木林となっているので足下はしっかり固めて登城すべし。
  • 郡家城の登城口
    一宮中学校正門前でT字に交差する市道を約300m進んで小さな川を渡る。この橋を渡り、すぐ右手に細い道を入る。(車は、この細い道に入る手前付近に路上駐車。)細い道はすぐ行き止まりになるが、かまわず進む(徒歩のみ)と小さな橋を渡り竹藪の中へ入る道がある。これが登城口。藪の中を約50mほど進むと右手に登る道があり、ここを右手に登れば郡家城の曲輪に行ける。

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