紀伊 藤並城


お城のデータ
所在地 和歌山県有田郡有田川町下津野
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 居館 築城者: 藤並氏 築城年代: 鎌倉時代


見 ど こ ろ
( 南面の土塁と堀跡 )
 藤並城は、「土居の内」・「土居の堀」・「堀の内」と呼ばれる居館で、その規模は、東西約70m×南北約90mで典型的な豪族居館形式でもある単郭方形の縄張りとなっている。

 現在の藤並城内部は果樹園となっているが、城の遺構は良く残っていて、かつて城を囲繞していた土塁と堀(南側の堀は埋め立てられている)が残り、虎口が南東部に開かれていた。城の北側に説明板が立てられていた。


歴     史
 藤並城は、築城年代や築城者については諸説あり定かでないが、鎌倉時代に湯浅氏の一族であった藤並氏が居城していたと考えられている。その後、室町時代には堅田氏が居城していたとされている。


お城へのアクセス
鉄 道: 紀勢本線藤並駅〜バス/下津野
 車 : 阪和道有田IC〜県道22号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
和歌山県で平地城館遺構が現在まで良く残る貴重なお城。

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