岩代 藤倉館


お城のデータ
所在地 福島県会津若松市河東町倉橋字藤倉
遺 構 曲輪、土塁、堀
形 式 居館 築城者: 藤倉盛義 築城年代: 建久3年


見 ど こ ろ
 藤倉館は、葦名氏とは同族藤倉氏の居館として築かれただけに、近隣の諸豪族の居館よりは一回り規模の大きなものだ。

 館の縄張りは、東西83間×南北72間の方形居館形式で、周囲を堀と土塁が囲繞し、南に向けて虎口が開かれていた。現在は、民家敷地となっていて一部遺構は消滅している部分もあるが、南側の一部を除いて館を囲繞していた堀が良く残り、また南側を除く三方に高さ約2〜3m程の土塁も残っていた。


歴     史
 藤倉館は、建久3年に藤倉盛義によって築かれた。盛義は、相模三浦氏の一族佐原盛連の三男で藤倉の地を与えられ藤倉氏を称した。藤倉氏は、盛義−盛経−盛弘と続き、盛弘は金上館へ移り金上氏を称した。藤倉氏の後の館の消息は定かではないが、江戸時代には郷頭屋敷として使用されている。


お城へのアクセス
鉄 道: JR磐越西線会津若松駅〜バス/藤倉
 車 : 磐越道会津若松IC〜県道69号線
駐車場: なし。


ひとくち MEMO
葦名氏とは同族藤倉氏の居館。

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