越前 長崎城


お城のデータ
所在地 福井県坂井市丸岡町長崎
遺 構 なし。
形 式 平城 築城者: 不明 築城年代: 南北朝時代


見 ど こ ろ
( 新田義貞廟 )
 長崎城は、称念寺が城砦化したもので、南北朝時代から足羽・坂井郡に対する戦略上の拠点に位置するため、この城を巡って戦いが繰り広げられたとか。

 称念寺境内を取り囲むように堀と土塁が巡らされてた縄張りであった。史料には土塁や堀が残っているとなったが、現在では堀は埋め立てられ、土塁は取り崩されて消滅していた。

 称念寺境内には越前で北朝方との戦いで戦死した新田義貞の墓があり、また戦国時代に流浪していた明智光秀がこの寺の門前で寺子屋を開いていたとか。 


歴     史
 長崎城は、築城者は定かではないが南北朝時代には築かれていて、南朝方の拠点となっていた。文明11年に斯波義良・甲斐敏光らが越前に侵入し、翌年には金津城兵庫城・長崎城など朝倉方の諸城を落としたが、文明13年に朝倉氏景は「長崎之道場(長崎城)」に出陣して大勝利を収めて斯波・甲斐氏方を越前から駆逐して越前での覇権を確立した。


お城へのアクセス
鉄 道: JR北陸本線丸岡駅〜バス/高掠西部公民館
 車 : 北陸道丸岡IC〜県道38号線〜国道8号線〜県道10号線
駐車場: 称念寺の参拝所用無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
時宗の寺院称念寺が城砦化したお城。

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