越後 飯田城


お城のデータ
所在地 新潟県三条市上飯田字宮浦
遺 構 曲輪、土塁、空堀
形 式 丘城 築城者: 不明 築城年代: 不明


見 ど こ ろ
 飯田城は、五十嵐館の「詰の城」と云え、飯田地区北側にある五十嵐神社境内が城跡だ。

 浸食谷によって舌状台地となった地形の先端部を利用した城で、現在の神社社殿がある所が本丸で、西に向かって本丸・二の丸・三の丸と一二三段式に曲輪が並べられている。

 本丸の背後(社殿裏手)には、折れを施された土塁と空堀がよく残っていて、これによって背後の丘陵部からの防御線としている。資料によれば、本丸北側の曲輪・空堀は、現在削り取られて消滅してしまっていた。


歴     史
 下田城は、築城年代は定かではないが、五十嵐保の在地豪族五十嵐氏によって築かれた。

 五十嵐氏は、鎌倉時代よりこの地を領して、室町から戦国時代には越後守護上杉氏に臣従している。天正6年の上杉謙信没後の家督争い「御館の乱」に景虎方に与したため、乱後に五十嵐氏は没落した。


お城へのアクセス
鉄 道: 信越本線東三条駅〜バス/飯田
 車 : 北陸道三条燕IC〜国道289号線〜県道281号線
駐車場: 五十嵐神社参拝者用の無料駐車場を利用。


ひとくち MEMO
五十嵐館の詰の城。

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